About the Writer #1

はじめに

このブログでは、私の専門である歯周病治療歯の保存治療について、患者様や一般の方々に分かりやすく情報を提供していきたいと思っています。特に症例の写真や動画を中心に、歯についてお困りの患者様が、ご自身と似たような状態の方の治療法を見て、悩ましい治療の選択をどう考えるべきか、一助になれば幸いです。まずは、私の経歴と、この分野に情熱を注ぐようになった背景について書いておきたいと思います。

私の経歴

私は公立九州歯科大学を卒業後、歯周病とインプラント専門医の金崎伸幸先生のもとで6年間研鑽を積みました。私の基礎となったこの期間は、専門性を求めて高いご希望を持って来院される患者様を多く治療させていただきました。一般的な虫歯の治療から始まり、歯周病の外科的な治療法・根の治療・咬み合わせ治療・インプラント治療・矯正治療に至るまで、あらゆる経験をさせていただき、ご指導いただいた金崎先生には感謝しきれません。

 その中で患者様からの訴えで最も多かったのは「ご自身の歯を何とか残したい」というご要望でした。

この時から特に歯周病治療歯の保存に関する分野に強い関心を持つようになりました。そこで、より学術的に知識や技術の研鑽を積むため、週5日は勤務先で診療を行い、休日を利用して徳島大学の社会人大学院 歯周歯内治療学分野歯周病治療根の治療を学ぶ分野)に通い始めました。

丁度コロナ禍となった事もあり、授業がオンライン化されていた事は幸いでしたが、診療後に目をこすりながら講義を見てレポートを書いたり、愛媛から徳島まで車で片道約3時間の道のりを通って実験をしたり、講義を受けたりする日々は、正直今振り返っても、もう一度は出来ないなと思うくらいやり切った期間でした。

家を空ける事も多く、妻には大変迷惑をかけましたが、ここでも湯本浩通教授という素晴らしい指導者に恵まれ、4年間で博士号を取得し、大学院を卒業しました。

次回に続きます。

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